清水洞窟貝塚
隣接する2つの海蝕洞窟内にある縄文時代晩期から平安時代の貝塚、製塩遺跡、墓跡です。これまでの調査でカキを主体とする貝層や遺物包含層、塩作り跡、26体分の成人・幼児骨が確認され、縄文時代晩期や弥生時代中期の土器、土師器、須恵器、石器、骨角製品、貝製品などが出土しました。松島湾内では縄文時代晩期から平安時代に海蝕洞窟を利用した遺跡はいくつか確認されており、塩作りや貝加工の作業場、墓地など各時期の洞窟の利用方法を知る貴重な遺跡です。
- 【所在地】七ヶ浜町代ヶ崎浜字八ヶ森
- 【発掘調査歴】1942年:東北帝国大学医学部
1989年:七ヶ浜町教育委員会