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七ヶ浜町の歴史・文化

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寺社仏閣・史跡(町指定文化財)はなぶしじんじゃ・こくふくりやいん

鼻節神社・国府厨印

七ヶ浜沖の安全な航行のために、岬の突端に鎮座する、猿田彦命を祀る神社です。当初は吼坊ヶ崎(こうぼうがさき・現在の花淵灯台辺周辺)に創建し、風雨により社殿が壊れたことから宝亀元(770)年頃に現在の場所に遷されたとされます。の全国の官社を記した『延喜式』の神名帳では「名神大社」に列せられ、平安時代にはすでに高い社格を持つ神社として知られていたことが分かります。神社周辺には二月田、三月田、五月田などの神社との繋がりを示す地名が残っています。明治時代の社殿改修の際に「国府厨印」という青銅製の古印が見つかっており、古代の陸奥国府多賀城の「厨」(※)が使用した印だと考えられます。古代の七ヶ浜と陸奥国府の繋がりを示す貴重な資料です。

※厨:食材や神社への供物などの調達を担う部署

  • 【所在地】七ヶ浜町花渕浜字誰道
  • 【文化財名称・指定日】
    鼻節神社 1990年(平成2年)4月1日
    国府厨印 1971年(昭和46年)