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鉛製給水管(鉛管)を使用されているご家庭の皆さまへ [更新日:2019年8月1日]

 鉛製の水道管は、安価で曲げやすく切断や接合が容易であることから、水道が普及し始めた頃から近年まで給水管材料として全国的に使用されてきました。しかし、漏水の発生が多いことから、塩化ビニール管やポリエチレン管など鉛管に変わる新しい配管材料の開発に伴い、次第に使用されなくなりました。
 また、水道の安全性に対する観点から、平成元年にはライニング(被覆)されていない鉛管を新たに使用することが禁止されました。

鉛製給水管(鉛管)の水質基準とその経緯

 平成2年以前の建物には、水道メーター廻りの配管に鉛管を使用している場合があります。これは国が定めた水質基準に適合したものであり、健康上飲み水としてお使いいただいても構わない水質基準ですが、鉛には体内への蓄積性があり、より安全性を高める観点から低減化に努めるため、現在では水質基準(鉛濃度)が1リットル当たり0.01ミリグラム以下となっております。

よくあるご質問

水質基準はどうなっているの?

 水質基準(鉛濃度)は平成4年に、それまでの1リットル当たり0.1ミリグラム以下から、0.05ミリグラム以下に改正されました。また、平成15年4月1日から、より一層水道水からの鉛濃度の低減化を推進するため、現在では0.01ミリグラム以下に強化されています。
 人間が摂取する鉛の80パーセント以上は、食物や大気などから摂取しているとも言われており、水道水の影響は少ないとされていますが、現在の基準は、生涯にわたり継続して摂取しても健康に影響を与えないよう、さらに安全性を高めるために世界基準に合わせたものです。

水道水に鉛が溶け出していると新聞報道されたが、それは本当なの?

 鉛製給水管(鉛管)を使用している場合でも、メーターの前後に1から2メートル程度使用されている場合がほとんどですので、通常使用している状態では問題ありません。
 ただし、朝一番や長時間使用しなかった場合は、一時的に鉛濃度が高くなることも考えられますので、ご使用の際にバケツ一杯程度を飲み水以外(トイレや洗濯など)にご使用していただければ、より安心してご利用になれます。この場合であっても、通常は現在の水質基準(鉛濃度)1リットル当たり0.01ミリリットル以下で、直ちに健康被害を生じることはないとされています。

鉛製給水管(鉛管)は漏水しやすいの?

 鉛製給水管(鉛管)は他の給水管に比べ耐久性が弱く、破損しやすい材質のため、漏水しやすくなっています。

鉛製給水管(鉛管)が使われているか確認できるの?

 平成2年以前に建てられその後改築などをしていない建物、あるいは改築をしても給水管を部分的(建物廻りだけ、屋敷内だけ、道路内だけ等)に改造した場合には、鉛製給水管(鉛管)が残っている可能性があります。お客様の住所・お名前・電話番号をお知らせください。水道事業所に資料が残っている場合は、調査した上でご連絡させていただきます。

鉛製給水管(鉛管)を使っていたらどうすれば良いの?

 給水装置はお客様の財産です。水質的には直ちに問題がないとしても、より一層安全性を高めるためにも、お客様の責任において早めに交換されることをお勧めします。工事に関する事項(見積等)については、町の指定給水装置工事店へお問い合わせください。
注)給水装置とは、道路内に埋められた水道管(配水管)から分岐して建物内の蛇口までの配管等を指します。

ご家庭の皆さまへ

 朝一番や長時間使用しなかった場合、使い初めの水に微量の鉛が溶け出す可能性がありますので、ご使用の際にバケツ一杯程度を飲み水以外(トイレや洗濯など)に使用していただければ、より安心してご利用になれます。
 気になる点がありましたら、水道事業所上水道係へお問い合わせください。

この件に関する問合せ

水道事業所 上水道係(電話:022-357-7456)