① 子どもの予防接種
予防接種は、なぜ必要?
予防接種は、お子さんの病気対する抵抗力(免疫)をつけ、「病気に罹(かか)らないため」「もし、罹っても症状が軽くすむため」そして、「周りの人に病気をうつさないため」に必要です。また、予防接種の接種間隔は、免疫がつきやすい時期などを考慮して定められています。
予防接種の有効性
予防接種を受けても、お子さんの体質やその時の体調により、抵抗力(免疫)がつきにくいこともあります。効果的に長期的な抵抗力(免疫)を保つためには、一定の間隔で、定められた回数の接種をすることが必要です。
A 定期予防接種
感染力が強く予防の必要性が高い法律で定められた予防接種です。
公費負担で予防接種が受けられる対象年齢・接種時期・回数などが定められています。
- ロタウイルス感染症
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ワクチンは2種類あり、それぞれ接種回数が異なります。
(1) ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)
【出生6週後から24週後まで2回】
(初回接種の標準的な接種期間:生後2月に至った日から出生14週6日後まで)
(2) ロタテック(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)
【出生6週後から32週後まで3回】
(初回接種の標準的な接種期間:生後2月に至った日から出生14週6日後まで) - ヒブ (Hib感染症)※1
- 【生後2か月から5歳(誕生日前日)まで1~4回】
接種間隔:初回接種開始月齢により異なります。 - 小児肺炎球菌
- 【生後2か月から5歳(誕生日前日)まで1~4回】
接種間隔:初回接種開始月齢により異なります。 - B型肝炎
- 【生後2か月から1歳(誕生日前日)まで1~3回】
接種間隔:27日以上の間隔をおいて2回、3回目は1回目の注射から139日以上あけて1回 - 4種混合 (ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)※2
- 【1期初回:生後2か月から7歳6か月まで3回】
接種間隔:20日以上の間隔をおいて3回
【1期追加:生後2か月から7歳6か月まで1回】
接種間隔:1期初回(3回)終了後6月以上の間隔をおいて1回 - BCG (結核)
- 【1歳(誕生日前日)まで1回】
(標準時期は、生後5か月~生後8か月まで1回) - 麻しん・風しん (麻疹・風疹)
- 【1期:1歳から2歳(誕生日前日)まで1回】
【2期:小学校入学前年度の1年間(4月~3月31日まで)1回】 - 水痘
- 【1歳から3歳(誕生日前日)まで2回】
接種間隔:3月以上の間隔をおいて2回(標準:6~12月までの間隔) - 日本脳炎
- 【1期初回:生後6か月から7歳6か月まで2回】
(標準:3歳から4歳の誕生日前日まで2回)
接種間隔:6日以上の間隔をおいて2回
【1期追加:生後6か月から7歳6か月まで1回】
(標準:4歳から5歳の誕生日前日まで1回)
接種間隔:1期初回(2回)終了後、6月以上の間隔をおいて1回
【2期:9歳から13歳(誕生日前日)まで1回】
(標準:9歳から10歳の誕生日前日まで1回) - 二種混合 (ジフテリア・破傷風)
- 【11歳から13歳(誕生日前日)まで1回】
- 子宮頸がん予防 (ヒトパピローマウイルス感染症)
- 【2価HPVワクチン:小学6年から高校1年相当女子3回】
接種間隔:1回目を0月として以降1月後に2回目、1回目を0月として以降6月後に3回目
【4価HPVワクチン:小学6年から高校1年相当女子3回】
接種間隔:1回目を0月として以降2月後に2回目、1回目を0月として以降6月後に3回目
【9価HPVワクチン:小学6年から15歳(誕生日の前日)2回】
接種間隔:1回目を0月として5月以上の間隔をおいて1回 - ※1、※2について、※1か※2のいずれかを接種
- 七ヶ浜町
造血幹細胞移植後
ワクチン再接種費用助成事業 - 町では、感染症予防及び経済的負担の軽減を目的として、造血幹細胞移植前に接種した定期予防接種の効果が期待できないと医師に判断された場合に受ける再度の予防接種に対する費用を助成します。
B 任意予防接種
定期予防接種以外で、接種を希望する方が医師と相談して接種できます。費用は、自己負担です。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)やインフルエンザ など
② 異なるワクチンを接種する場合の間隔
令和2年10月1日より、異なるワクチンを接種する場合の接種間隔についての規定が改正されました。
※ワクチンの種類について
【注射生ワクチン】麻しん風しん混合ワクチン・水痘ワクチン・BCGワクチン・おたふくかぜワクチン など
【経口生ワクチン】ロタウイルスワクチン など
【不活化ワクチン】ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン・4種混合ワクチン・5種混合ワクチン・日本脳炎ワクチン・季節性インフルエンザワクチン など