赤ちゃんのスキンケアについて
少し肌寒くなりお肌の乾燥も気になる季節になりました。お子さんのお肌をきれいに保ちたい!と日々悩む親子さんも多いのではないでしょうか。赤ちゃんのお肌の特徴やスキンケアのポイントを知って、赤ちゃんのきれいなお肌を保ちましょう。
赤ちゃんのお肌の働きを知ろう!
☑皮膚はとても薄く大人の1/2~1/3くらいで水分と皮脂がとても少なく皮膚が乾燥しやすい。
☑生後3か月ごろまでは、お母さんのお腹の中で、もらった男性ホルモンの影響で、脂の量が汗よりも多く出るので、毛穴が詰まりやすくなる。
☑生後3か月以降は脂が出る量が減るが、水分が蒸発しやすく、乾燥しやすくなる。
☑お肌のバリア機能が弱いため、肌トラブルが起こりやすい。
☑お肌のバリア機能が弱いと食物アレルギー発症のリスクが高まる報告が出ている。
乳児湿疹ってなあに?
新生児期から乳児期にできる湿疹を総称して乳児湿疹といいます。赤ちゃんの湿疹は放っておくと、かゆみが強くなり、掻くことで湿疹の悪化や睡眠不足、食物アレルギー発症のリスクも高まります。湿疹ができてしまったら、早めに医療機関に相談しましょう。
赤ちゃんのスキンケアのポイント
☑せっけんを泡立て、汚れがたまりやすい首や腕・太ももの付け根、わきの下などもやさしく丁寧に洗いましょう。
☑せっけんの泡や成分が残らないよう十分に洗い流しましょう。
☑入浴後は、すぐにたっぷり全身に保湿剤を塗りましょう。
きれいに洗って保湿をすることが皮膚トラブルを防ぐことにつながります。入浴後はしっかり保湿して赤ちゃんのお肌を守りましょう!
赤ちゃんに起こりやすい肌トラブルのケア方法をご紹介します。
生後1か月ころの頭や額などの湿疹
・生後1か月頃の赤ちゃんの頭、眉毛、額、耳周囲などの脂漏部位に黄色いかさぶたや赤くザラザラとしたものは、乳児脂漏性湿疹と言われるものです。1~2か月の間に自然に良くなることが多いです。
・皮膚の脂は落ちにくく、頭や顔の皮脂の汚れは残りやすいため、毎日お風呂に入り、やさしく丁寧に洗いましょう。
おむつかぶれ
・うんちの時は、お風呂場で洗面器にぬるま湯を入れてお尻をつけて洗いましょう。
・おむつやおむつカバーは、通気性の良いやわらかいものを選びましょう。
・おむつ交換の時は、お尻が乾燥するまでなるべくおむつをあてないようにしましょう。
・天気の良い日は、おむつをはずして外気浴をしましょう。
口まわりや頬のただれ
口のまわりは、よだれ・ミルク・母乳・離乳食などでただれやすいです。ただれが気になる部分にワセリンを塗って保護してあげましょう。
乾燥肌
カサカサ、赤くなるような肌は、加湿器の使用や部屋の中に洗濯物を干すなど、室内の湿度を保ち、ワセリンなどで保湿しましょう。
あせも
・首や脇など汗が多いところが、赤くただれたり、かゆくなります。昼寝のあとなど汗をかいたら、さっとシャワーで洗いましょう。体をふくときはこすらないようにしましょう。
・衣服は汗を吸収しやすい木綿などを選び、脇の下をカバーできる下着を選びましょう。
【参考】
・乳幼児のスキンケア
(独立行政法人環境再生保全機構)
・こどもノート(保健活動を考える自主的研究会)
この件に関する問合せ
子ども未来課 022-357-7454