どうして睡眠は大切なの？

宮城県では、ルルブルといって、「寝ル、食べル、よく遊ブで健やかに伸びル」を推進しています。なぜ、「寝る」が大切なのでしょう。そんなの当たり前じゃん！と思う方もいるでしょう。しかし、いま、全国的に子どもの睡眠がうまく取れていないことが問題になっています。

「寝る」が大切な理由

　・記憶の定着：人間は、昼間活動して学んだことを、日々吸収していきます。特に子どもは、毎日毎日色々な経験をし、6歳までにはその重量が、大人の脳の重量の9割にまで成長します。その時に大切なのが睡眠なのです。昼間に経験し、学んだことは寝ている間に深い記憶となって脳に取り込まれます。逆を言うと、睡眠不足の状態だと、せっかく勉強したことが、定着しないということです。

　・身体を成長させる：身体を大きく成長させるために欠かせないのが、成長ホルモンです。このホルモンは、人間の体の脳下垂体いう場所から分泌され、22時ころから最大になるとされています。このため、遅く寝ると、成長ホルモンがうまく分泌されません。

睡眠にはもちろん個人差がありますが、子どものうちは寝るのも仕事です。しっかりと良い睡眠をとれるよう、保護者が意識をしていくことが大切です。

≪参考≫子どもの脳に必要な睡眠量

年齢	必要な睡眠時間
１～３歳	１１～１２時間
３～６歳	１０～１１時間
６～１２歳	８～１０時間