子ども未来課通信育児のうわさ ウソ・ホント

~きょうだいと育つ毎日~                  赤ちゃんが生まれると、上の子にも大きな変化が

 「下の子ばかり抱っこしている気がする」「上の子に『お兄ちゃんなんだから』と言ってしまった」 

 そんな経験はありませんか。

 赤ちゃんが生まれると、それまで家族の中心だった上の子は、大きな環境の変化を経験します。下の子をかわいいと思う気持ちがある一方で、「お母さんを取られた」「もっと甘えたい」という気持ちを抱くのは、ごく自然なことです。

 「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と我慢を求めるより、「待っていてくれてありがとう」「さみしかったね」と気持ちを受け止めてもらえることで、子どもは安心感を得られます。短い時間でも、一対一で関わる時間をつくることが、上の子の心の安定につながります。

♦きょうだいげんかは成長のチャンス

 きょうだいがいる家庭では、けんかは珍しいことではありません。大人にとっては困ってしまう場面でも、子どもたちにとっては相手の気持ちを知ったり、自分の思いを伝えたりする大切な経験です。
 けんかをしたときは、すぐにどちらかを叱るのではなく、「何があったの?」「どうしたかったのかな」と、それぞれの話を聞いてみましょう。気持ちを言葉にする経験を重ねることで、少しずつ相手を思いやる力が育っていきます。

♦上の子の気持ちに寄り添う関わり方

 赤ちゃんが生まれたとき、上の子が5歳くらいまでの場合は、赤ちゃん返りや癇癪(かんしゃく)が見られることがあります。「甘えたい」「もっと自分を見てほしい」という気持ちの表れであり、保護者を信頼しているからこそ感情を素直に出せることも少なくありません。

*上の子が安心できる関わり方

・抱っこや手をつなぐなど、スキンシップを大切にする
・数分でも上の子の顔を見て、ゆっくり話を聞く
・頭ごなしに叱らず、不安や寂しさに寄り添う
・「寂しかったね」「甘えたかったね」など、気持ちを言葉にして受け止める

*たたく・物を投げるなどの行動が見られたら

・相手を傷つけないように行動は止めるが、感情は否定しない
・クールダウンの方法を一緒に考える
・親子で体を動かして遊ぶなど、エネルギーを発散できる時間をつくる
・ボール遊びなど、安全に力を発散できる遊びを取り入れる
・「悔しかったんだね」「怒りたかったんだね」など、気持ちを言葉にして代弁する

♦比べずに、それぞれの良さを大切に

 同じ家庭で育っていても、子どもの性格や成長のペースは一人ひとり違います。
「お兄ちゃんはできたのに」「妹はおとなしいね」といった何気ない言葉でも、子どもは敏感に受け止めています。誰かと比べるのではなく、「優しくしてくれてうれしかったよ」「最後まで頑張ったね」など、その子自身の姿を認める言葉をかけることで、自己肯定感が育まれます。

♦家族みんなで育ち合う毎日

 きょうだいは、時にライバルであり、時には一番身近な仲間です。一緒に遊び、ぶつかり合い、助け合う中で、子どもたちは少しずつ社会性や思いやりを身につけていきます。
 子育ては思い通りにいかない日もありますが、「今日は楽しかったね」「ありがとう、助かったよ」と家族で言葉を交わすことが、子どもたちの心の栄養になります。
 完璧な子育てを目指す必要はありません。一人ひとりの気持ちを大切にしながら、家族みんなで少しずつ成長していけるといいですね。

(参考文献) 月刊 母子保健

この件に関する問合せ

子ども未来課 022ー357ー7454

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