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メディアとの正しい付き合い方 [更新日:2025年7月30日]

 スマートフォンやテレビの普及により、小さいころからスマートフォンやテレビなどのメディアを長時間視聴するお子さんが増えています。特に外遊びがまだ楽しめない0~1歳児は、メディアの視聴時間が長くなっており、親が意識しないとどんどんメディア漬けになってしまいます。メディアの視聴時間を決めたり、視聴内容を親が把握・管理することが大切となりますので、今回はメディアとの正しい付き合い方についてご紹介します。

こんな研究結果が出ています

2013年にNHKが「“子どもに良い放送”プロジェクト」という調査の中で、子どもがテレビに接している時間について調べました。この調査で、子どもが0歳~11歳までの12年間、子どものテレビ視聴時間を継続的に調査した結果、0歳の時にテレビの視聴時間などの制限を「両親ともに行っている」「母親のみ行っている」「父親のみ行っている」「何も制限を設けていない」の4グループに分けたところ、「両親ともに行っている」グループの子どもは、0歳~11歳まで一貫してほかのグループより視聴時間が短かったのです。このことから、子ども時代の早い時期からメディアに関してルール作りをすることが、その後の生活にも影響を与えることが分かりました。

メディアとの正しい付き合い方は「TECK(テック)」で!

メディアと上手に付き合い、上手に距離を保つために、以下のようなことに気を付けてみましょう。これらの留意点を、頭文字をとって「TECK(テック)」という言葉で表します。

〇メディアとの付き合い方、使用方法、コンテンツの選び方についてお子さんと話しましょう(Talk)

〇メディアを題材に質問し教育しましょう(Education)

〇メディア視聴の際は、保護者も一緒に見ましょう(Co-viewing)

〇メディアをお子さんが使う際は保護者も一緒に使いましょう(Co-using)

〇メディア視聴に関するおうちでのルールを決めましょう(House-rule)

メディアと上手に付き合おう

スマートフォンを含むメディアは日常にあふれており、メディアとこれからの子育ては切っても切れない関係にあります。メディアはとても楽しく、魅力的だからこそ、意識しないと依存的になりやすいものです。上手に付き合いながら子育てをしていきましょう。

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