子ども未来課通信育児のうわさ ウソ・ホント
生活リズムとADHD
2022年1月、浜松医科大学と名古屋大学の研究グループが、ある研究結果を示しました。
遺伝的な要因を除けば、ADHD※の症状は就寝時間の遅い子どもに強くみられる傾向があることを明らかにしたのです。夜22時以降寝る子どもには、不注意や多動などの症状が明確に多く見られました。睡眠時間が不足している子ほど、ADHDのような症状が2割ほど強く出ることが分かったのです。(※ADHD...注意欠陥多動性障害)
「睡眠時間を整えることが、早期治療のアプローチの一つになるかもしれない」とこの研究の担当教授は述べています。
うちの子落ち着きがないし、不注意なことが多い...もしかしてADHD?
そう悩んでいる保護者の方、お子さんの睡眠時間は確保されていますか?
大人の生活リズムに合わせて遅寝早起きになっていませんか?
子どもの落ち着きのなさ、注意の向きにくさが気になる方は、生活リズムにも目を向けてみましょう。
もしかすると、睡眠時間を十分に確保するだけで、気になることが少し減るかもしれません。