終了大木囲貝塚桜紀行2024 [更新日:2024年3月31日]
大木囲貝塚とは
大木囲貝塚(だいぎがこいかいづか)は七ヶ浜町歴史資料館の北側、標高38m程の高台にある縄文時代の集落跡です。
縄文時代前期前半(約6500年前)~後期初め(約4500年前)にムラの跡で、高台の縁辺には現在も貝塚が良好に残っています。
松島湾を代表する貝塚の一つで、特に縄文時代の東北地方南部で盛んに製作された縄文土器「大木(だいぎ)式土器」の名前の由来となっていた遺跡です。
昭和43(1968)年3月に約19万7000㎡の広い面積が国史跡に指定され、現在は史跡公園として公開されています。
大木囲貝塚桜紀行とは
史跡公園整備の際に植えられた桜と貝塚内に自生していた桜を合わせて約200本あること、貝塚内にエドヒガンの一本桜「だいぎ桜」があることから、「大木囲貝塚桜紀行」と題したイベントを実施し、貝塚内の桜の公開を行っています。
貝塚内の桜は日本古来からの野生種の桜で構成されていることが大きな特徴で、ソメイヨシノのように一斉に咲き、一斉に散ることがないことから、4月中は何らかの桜が咲いている場所です。
エドヒガンの一本桜が貝塚内で最も早く咲き、次いでヤマザクラ、オオシマザクラ、カミスザクラ、最後に八重桜と週ごとに見ごろの品種が変わります。
期間中は「だいぎ桜」までの案内看板設置、桜地図(左写真)の配布を行います。
桜地図は歴史資料館で配布するほか、貝塚入口とだいぎ桜前のボックスからお取りください。
会期・会場
会期:令和6年4月2日(火曜日)~4月21日(日曜日)
会場:大木囲貝塚遺跡公園 ※七ヶ浜町歴史資料館北側 (七ヶ浜町境山2丁目1-12)
※貝塚内は終日見学可能ですが、夜間照明はありません
貝塚内の主な品種と開花時期
野生種:エドヒガン(4月上・中旬)
ヤマザクラ、オオシマザクラ、カミスザクラ(4月中・下旬)
八重桜:シロタエ、イチヨウ、ショウゲツ、ウコン(4月中・下旬)
カンザン、フゲンゾウ(4月下旬・5月上旬)
枝垂れ桜:八重紅枝垂(4月中・下旬)
※ヤマザクラ、オオシマザクラ、カミスザクラは他の品種が混じった雑種のものがあり、各品種の通常の特徴と異なる木があります。
※開花時期は例年の目安を示しています。今年の開花状況は歴史資料館へお問い合わせください。
関連イベント
期間中、下記の関連イベントを予定しております。
各イベントの詳細はイベント名をクリックしてください。
- 貝塚の桜展 4月2日(火曜日)~4月21日(日曜日) 会場:歴史資料館 展示室
- 縄文と桜のワークショップ 4月7日(日曜日)・14日(日曜日) 会場:歴史資料館 研修室
桜見学にあたっての注意事項
・貝塚は国指定文化財です。地面を掘ったり、土器や貝殻などを持ち帰り、ペグを打ち込むテント設営などはご遠慮ください。
・桜が弱る原因となりますので、枝を折ったり、根の周りを踏まないでください。
・自動車、自転車、バイク等で公園内に進入することはできません。
・貝塚内及び資料館周辺でアルコールを伴う飲食はご遠慮ください。
・ごみは必ずお持ち帰りください。
・ペットを連れての来園される場合は糞の始末、リードを外さないなどのマナーをお守りください。
交通案内
大木囲貝塚遺跡公園までの交通案内はこちら
※見学の際は歴史資料館駐車場をご利用ください。台数に限りがあります。
※駐車場から貝塚入口の間に階段があります。階段の利用が難しい方は資料館前の優先駐車場をご利用ください。
※通行の妨げ、近隣の方のご迷惑となりますので、路上駐車は絶対にしないでください。
この件に関する問合せ
歴史資料館 (電話:022-365-5567)